こんにちは!倉田康子です。
新緑が鮮やかだった6月もあっという間に過ぎ、もう夏の気配が感じられる季節となりました。
教室でも、子どもたちの成長と共に、季節の移ろいを感じられるようなお稽古の時間を大切にしたいと思います。
今回は、6月に行った和心教室のお稽古を振り返りながら、7月の予定もお伝えさせていただきます!

*茶道と硬筆のお稽古
まずは、6月4日に行った茶道のお稽古からご紹介します。
この日は、季節の美しい和菓子のいただき方、そしてお箸の正しい扱い方について学びました。
「お箸の持ち方」というと一見地味な学びに思われるかもしれませんが、実はとても奥深いものです。
手の形や指の運び……一つ一つが、日々の所作の美しさにつながります。
ご家庭で、お子さまから「お箸はこうやって使うんだよ」とお話を聞かれた方はいらっしゃるでしょうか?
実際に食卓で、試してみたお子さんもいらしたようです!
もちろん、すぐに完璧にできる必要はありません。
でも、こうした体験の積み重ねが、いつの間にか自然な所作として身についていくのだと感じます。
今後も、礼儀や作法を“堅苦しいもの”としてではなく、「楽しいもの」「自分が素敵に見えるもの」として学んでもらえるよう、お稽古を工夫していきたいと思っています。

保護者さまから、嬉しいメッセージをいただきました!

先日ふと娘を見たら、正座で姿勢をスッと伸ばしておもちゃか何かを扱っている姿を見て、おそらく先生の茶道のお手間を見て自然と真似をしているのかなぁ、と思いました。
書道の字も毎回毎回とても上達していてびっくりです!
*書道のお稽古
そして、18日は書道のお稽古でした。
ここ最近、子どもたちの書道への取り組み方に、驚くほどの変化が見られています。
お稽古を重ねるごとに、集中力がぐんぐん高まり、教室の中がピンとした静けさに包まれる瞬間が何度もありました。
筆を持つと、一人ひとりがぐっと真剣な表情になります。
そして、「もっときれいに書きたい」「もっと上手になりたい」という気持ちが湧いてくるようで、何枚も何枚も挑戦して、「先生、もう一枚紙ちょうだい!」と手を挙げる姿があちこちに。
その姿を見て、私は「すごいなぁ!」と感動していました。
実は、初めてのお稽古の頃には、「静かに座っている時間がもつかな?」と少し心配していた子もいたのですが、今では自分からすすんで筆を取り、最後まで集中して書き上げる姿に成長が感じられます。
また、先月からは書道の級の認定も始まりました。
目標があることで、「次はもっといい字を書きたい」という意欲がぐっと高まったように思います。
がんばりが目に見える形で認められることは、子どもたちにとって大きな自信となり、これからの上達にもつながっていくはずです。
*7月の和心教室の予定
さて、来月7月の和心教室は以下の通りです。
- 7月2日(水):「華道」と「硬筆」
- 7月23日(水):「書道」
華道では、季節のお花に触れながら、花の美しさや、活け方の基本を学びます。
自分の手で花を生ける体験は、感性を育てるだけでなく、心を落ち着かせる時間にもなります。
硬筆では、日常の中で美しく文字を書く力を育むために、正しい姿勢や書き方を丁寧に指導してまいります。
書道も、引き続き級の認定を行いながら、一人ひとりのペースに寄り添ったお稽古を進めていきます。
7月も、元気いっぱいでにこにこの子どもたちとお会いできることを、心より楽しみにしています。
今月も、そしてこれからも、子どもたちの“心が育つ時間”を大切にしてまいります。

ただ文字を書くだけでなく、ただ作法を学ぶだけでなく、子どもたちの心の成長を見守る教室でありたいと、考えています。
ぜひ、あなたのお子さまも和心教室で一緒に学んでみませんか?
来月も、元気でにこにこの皆さんとお会いできるのを、心より楽しみにしております。
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