こんにちは!倉田康子です。
昨日も、生徒の皆さんとともに、とても充実した時間を過ごしました。
その様子をご紹介させていただきます。
始めは、「硬筆」のお稽古からスタート!
5月の課題に取り組む生徒さんたちの目は、真剣そのもの。
一文字一文字に気持ちを込めて、丁寧に鉛筆を運ぶ姿に、目を見張りました。

「ただ書く」だけでなく、正しい姿勢、鉛筆の持ち方、紙との距離感など、基本を一つひとつ確認しながらの練習です。
ほんの少し意識を変えるだけで、文字の表情も見違えるように美しくなります。
回を重ねるごとに、目に見えて上達していく生徒さんの成長を感じます。
本日のメインは、「華道」の時間!
最初に取り組んだのは、生け花に使う道具のお話。
水盤、花瓶、剣山、花鋏などの、名前 聞いたことはあったかな?
みなさん、漢字が読めていて、びっくりしました↓

それぞれの役割や扱い方について初めて知ったというお子さんもいらっしゃいました。
「道具を大切に扱う」という日本文化の精神も、こうした体験を通して自然と身についていきます。
物を大事にする心は、人を思いやる心にもつながる大切な学びです。
今日の花材は
・夏の光をいっぱいに浴びたヒマワリ
・力強い葉の存在感が魅力のハラン
・優しく可憐なスプレーカーネーション(先日の母の日に、ママにプレゼントしたカーネーションとお手紙のお話♡お聞きしました(^o^)♡)
この三種を使って、それぞれの作品づくりがスタートしました。
「花材を見る眼」を養う
生け花で大切なのは、花材一つひとつとじっくり向き合うことです。
- 手に取って、花や葉っぱの向きを見分ける。
- 植物は一つとして同じ表情をしていません。それぞれの個性を見つけることから始めます。
- 葉の裏と表を見分け、どちらを見せるか考えることも大切です。
「どの向きがいちばんきれいに見えるかな?」
「この器には、どんな高さが合うかな?」
「お花って太陽の方に向かって育つんだよね!」
一人ひとりが、花と葉に向き合い、器の形を観察し、イメージを膨らませていました——花の声に耳を澄ますように、丁寧に取り組む時間が流れていきました。
ヒマワリ正面を知った後、横顔の可愛らしさ、後ろ姿の美しさ、色々な角度から丁寧に観察しました。
そして、「わたしは、このヒマワリが好き!」「わたしは、こっち!」とお友だちとの感性の違いにも驚きましたね!
小さな気づきが、心の豊かさにつながっていく。まさに、学びと創造の時間です。
同じ花材でも、仕上がりは十人十色
出来上がった作品を見渡すと、どれも個性豊かで、その子らしさが表れていました。

ダイナミックにハランの葉の線を活けた子、バランスを見ながらよく考えて活けた子、葉を丸めて遊び心いっぱいに楽しんだ子。
どれもが、素晴らしい作品ばかりでした。
「世界にひとつだけの生け花」が教えてくれるのは、自分の感性を信じる力、そして表現する喜びです。
和心教室では、日本の美しい文化に親しみながら、「集中力」「観察力」「創造力」「礼儀」「感性」といった、これからの人生において大切な“心の土台”を育んでいきたいと考えています。
「うちの子にも、こんな素敵な体験をさせてみたい」
「日本の伝統文化に触れさせてあげたい」
和心教室では、随時見学や体験も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
最後に
お忙しい中、送り迎えやサポートをしてくださる保護者の皆様には、いつも心より感謝しております。
さて、次回の和心教室は書道のお稽古です!
「何級になったかな……?」と、ドキドキしている子も多いですね。
がんばった成果を楽しみにしていてくださいね。
次回も、みなさんと楽しく、豊かな学びの時間を過ごせますことを、心より楽しみにしております。