こんにちは!倉田康子です。

今日は、皆さまにぜひお伝えしたい、特別なお話をさせてください。

3歳までリトミックに通ってくれていたSくん。

リトミックをとても楽しんでくれて、とてもしっかりよくでき、お話も上手で、それでいて愛らしい笑顔を見せてくれる、本当に可愛い可愛い生徒さんでした!

年少さんになる前、「お能に興味がある」というお話をお母様から伺い、そのとき、ご案内させていただきました。
(「ピアノを習いたい!」ともおっしゃってくださっていて、ピアノ教室でもお待ちしています♡)

というのも——

私の祖父は能を教えており、自宅に能舞台をつくりました。

舞台に描かれている松の木は、祖父が自ら描いたものです。

そして、左隣に飾られている鶏の刺繍は、祖母の作品。

そんな家族の想いが込められた能舞台で、今、私はリトミック教室をさせていただいています。

私は小さい頃から、家の中に自然と響く謡(お能の歌)や囃子(笛や太鼓)の音を聴いて育ちました。

毎週土、日曜日にはお謡の会があり、30人ほどのおじさまからおじいさまたちがいつも集まり、朗々と謡を歌っていらっしゃいました。

特別に意識しなくても、暮らしの中に溶け込んでくる能の声。

まるで、わが家のBGMのように(笑)。

あの独特の響き、静けさの中にある緊張感、音と音のあいだにある余白の美しさ。

幼い頃から自然に浴びてきたその空気は、きっと今の私の感性に、どこかで影響を与えているのだと思います。

だからこそ、音楽教室や和心教室を通して、未来の子どもたちに何かを手渡していきたいと願うのかもしれません。

「継承」というと少し大袈裟かもしれませんが、

私が受け取ってきたものの中から、今の私にできる形で、伝えられることを丁寧にお伝えしていく。

それが、私に与えられているひとつの使命なのではないか――

そんなふうに感じています。


そしてSくん。

お稽古を始めて1年と何ヶ月。——2月22日に初舞台に立たれるとのこと!(パチパチパチ)

本当はどうしても本番を拝見したかったのですが、その日はミュージカルのお稽古日初日。

残念ながら伺えず、なので最後のお稽古の時間に少しだけお邪魔させていただきました!
(ありがとうございました!)

すると——

なんということでしょう!

凛とした立ち姿。
芯の通ったお謡(うたい)。
静かで力強い仕舞(しまい)。

まだ5歳とは思えない集中力と存在感。(現在年中さんです)

その姿は本当に凛々しく、胸がいっぱいになりました。

お能は、どこか遠い世界の芸能のように感じる方も多いかもしれません。

歴史の中では、織田信長 や 前田利家 も親しみ、

豊臣秀吉 は茶道を愛しました。

大河ドラマの中の世界。

歴史上の人物がたしなんだもの。

そう思うと、「自分がやるもの」とは結びつきにくいかもしれません。

けれど、目の前で堂々と舞うSくんは、その伝統を確かに受け継いでいました。

そしてお知らせです。

能のお教室は、月2回水曜日に行っています。

和心教室の書道、茶道、華道も、月2回水曜に行っています。

敷居が高いと感じるかもしれません。

ですが、日本に生まれた私たちだからこそ触れられる文化があります。

今はグローバル化の時代。

これから子どもたちは、海外へ羽ばたくかもしれません。

さまざまな国の方と共に学び、働く未来もきっと当たり前になるでしょう。

そんなとき——

「日本の良さは何ですか?」

「あなたの国の文化を教えてください。」

そう聞かれたら、何と答えますか?

茶道、書道、華道、そして能。

日本には、世界に誇れる美しい文化があります。

それを知っているだけでなく、
「やったことがあるよ」と言える経験は、きっと大きな自信になります。

Sくん、本番頑張ってね!
心から応援しています!

そして妹ちゃんのRちゃん!
昨年のリトミック発表会では、舞台の上でも物おじせず堂々と発表し、みんなを驚かせてくれました。
今年も楽しみにしていますね!

今回、改めて感じました。

日本文化は、古いものではなく、
今を生きる子どもたちの未来を支える「力」になるものだと。

体験してみませんか?

和心教室は(リトミック教室もミュージカルのお稽古も)、能舞台という特別な空間で、
日本の心を感じながら学べる場所です。

動画もぜひご覧ください!

小さな能楽師の、凛とした姿を。

先生の謡のお声は、本当に素晴らしく、ひと声で場の空気が変わる、その存在感に感動いたします。

きっと、ひと声で日本文化のかっこよさを感じていただけるのではと思います。


——そして、教室からのお知らせです。

*発表会で上演するミュージカルの準備も、急ピッチで進めております。

ミュージカル曲の作曲が、ようやく完成いたしました!(ギリギリセーフ(^_^;))

昨年に続き今回も、劇作家として活躍している元生徒さんが、お話づくりから台本制作まで手がけてくれました。

実は以前まで、私の中で「台本が完成したら発表会準備の半分が終わった!」という気持ちになるほど、お話作り〜台本作りは、大きな工程でした。

それだけに、本当にありがたい存在、心から感謝しております。

物語について語り合えることも、私にとってかけがえのない時間です。

「キャラクターを否定的に受け取られたくないので、どのような解釈がよいだろうか」
「この人物像は、こんな背景にしたい」
「このセリフは言い切りにした方が想いが届くのではないか」
「子どもたちや保護者の皆さまに、きちんとメッセージが伝わるだろうか」

そんな一つひとつを大切にしながら、作品を創り上げています。

セリフの一言、一音にまで細やかに心を配り、何度も意見を交わしながら練り上げています。

目に見える舞台の華やかさの裏には、こうした真摯な対話と、たくさんの想いが込められているのです。

元生徒さん(3歳からリトミックを習いにきてくれて、ピアノに移行した生徒さん)には、本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして何より、楽しみながら取り組んでくれていることが、私にとって大きな喜びです。

最高に可愛く、誇らしく、本当に素晴らしい元生徒さんです。

しかも2、3月は年度末の繁忙期だそうで、
帰宅が深夜になる日や、その日に帰れない日もあるほどの忙しさ。
土日も休みなく出勤が続く中で、それでも時間をひねり出し、真剣に向き合ってくれていること。

「やりたいから。やらせてもらえてありがたい。」と、その姿勢に、胸が熱くなります。

どれほど大変な状況の中で力を貸してくれているのかと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に、本当にありがとう!


さらに衣装は、元生徒さんのお母様のご厚意により制作していただき、すでに完成しております。

しかも、私からお願いする前に、
「姫の衣装はこの生地を使いたいと思って…」
「冠も作ってみました。リボンや髪飾りも…」と、次々に主体的に形にしてくださるのです。

そのお姿に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになります。

本当に、なんて私は幸せなのだろうと思います。

そして、ふと気づくのです。

優しく、そして大きく羽ばたいていくお子さんのお母様は、皆さま共通して“主体的”でいらっしゃるということに。

まさに今回のミュージカルのテーマ
『私の人生の主役は私』を体現していらっしゃる方なのだと感じました。

私も、そんな在り方を見習いたい。

そう、心から思います。

そして、心より御礼申し上げますm(_ _)m

そのような中で、心を込めて創り上げたミュージカルです。

たくさんの想いと時間、そして支えがあって生まれた作品です。

ぜひ、皆さまにご覧いただけましたら嬉しいです!

子どもたちが舞台を通して大きく成長していく姿を、どうぞ楽しみにしていてください。


*和心教室の皆さまには、発表会の演目やピアノの曲目、そしてお名前を、書道で条幅に書くお稽古も始まっております。

大きな紙に、心を込めて一文字一文字、丁寧に書き上げてまいります。

当日はぜひ、舞台下手(向かって左側)の「めくり」に掲げられる書道作品にもご注目くださいませ。


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